昨日、少し説明しました調光レンズを紹介します。
調光レンズは、レンズ自体に紫外線が当たると変色する物質が含まれていて
紫外線の当たる量により色の濃淡が変化します。
室内(紫外線が当たらない状態)では、可視光線透過率が約5~10%程度で
屋外(紫外線が当たっている状態)では、レンズの種類にもよりますが、
可視光線透過率が約50~80%になります。
以前はガラスレンズのみでしたが、最近ではプラスチックレンズでも作られるようになっています。
ガラスレンズのほうが色が濃くなり(約85%程度)色はブラウンとグレーのみで、
プラスチックレンズのほうが薄め(約50%程度)で、ブラウン、グレー以外にピンクやブルーなどもあり
ます。
プラスチックレンズの場合
変色前 ブラウン ピンク
変色後 ブラウン ピンク
色が濃く変化していく様子です↓
30秒でこれだけ濃くなります。
ただ、注意点としていくつかの事が挙げられます。
色が濃くなるのは速いですが、色が元の濃度に戻るには5分~10分ほどと
戻るほうが時間がかかります。
また気温によっても濃度が変わります。
例えば、真夏と冬とでは、真夏のほうが紫外線が多く濃くなりそうなイメージですが
実は冬の気温の低い時のほうが濃くなりやすいのです。
また冒頭でも説明しましたが、紫外線が当たることにより変色しますので
特に最近の自動車の窓ガラスにはUVカットがされていますので、自動車の中では変色しにくいで
す。
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