1571年、織田信長の住む岐阜の城に、ポルトガルから来た宣教師フランシスコ・ガブラルが尋ねて来たときのこと、ガブラルは近視でしたので、岐阜の町に入るとき、周りの様子を見る為にメガネを鼻にのせたそうです。
すると、異国の姿を見ようと群がっていた人々の間から、どよめきの声が起こったそうです。異国の人の服装が変わっていることもさることながら、このメガネを見たときは衝撃的だったようで・・・・・・
異国の人は4つの目を持ち、2つの目は普通の所にあったが、もう2つの目は、少し離れた所にあり、鏡のようにかがやいていた、と言ったそうです。(どこまで本当かわかりませんけどね)
このうわさを聞いた人々は、ひと目見ようと、5千人もの人が集ったそうです。(これもウソくさいですけどね)
メガネが生まれたヨ-ロッパでは、このころにはメガネ屋もできていて、メガネを使う人が増え始めていました。
しかし、遠い日本の人々にとっては、メガネを掛けた人は、怪物にしか見えなかったようです。
メガネを日本に初めて伝えたのは、キリスト教の宣教師フランシスコ・ザビエルです。(←有名人)
1549年、日本に渡ってきたザビエルは、山口の大名、大内義隆にメガネを贈っています。